温泉の街でもある函館。実は函館地区には沢山の温泉地があることでも知られています。 例えば市街地東部にある湯の川温泉は名湯百選にも選ばれている温泉で、箱館戦争の時には旧幕府軍が傷を癒したりと歴史深い温泉でもあります。他にも乃木温泉や恵山温泉郷など様々な温泉があります。そんな中でも今回ご紹介したいのが谷地頭温泉になります。
谷地頭温泉とは
谷地頭温泉は函館山のふもと、谷地頭町にある温泉です。ここの地区は大昔の爆裂火口跡と言われており、実際現在でも谷地頭町の中心は標高がほぼ0mと周囲と比べても標高が低めになっております。そんなところに位置する谷地頭温泉は、19世紀末に温泉掘削が行われたのが始まりとされており、1953年に函館市が先頭に立って源泉開発が行われ現在の谷地頭温泉として営業が始まりました。
泉質はナトリウム・塩化物泉で湯の色は鉄分を含んだ茶色、泉温は65.1℃と比較的高いのが特徴です。そのためか、浴槽は高温(43.5℃)、中温(41℃)、気泡風呂(40℃)と別れているのが特徴です。また、ここの温泉はサウナも設けられており、追加料金なしで整うことも出来ます。

そんな谷地頭温泉ですが、温泉としては相当に珍しく、早朝から営業しています。朝の6時~夜の10時までとかなり長時間営業しているのが特徴です。そのため、例えば津軽海峡フェリーや青函フェリー、夜行バスなどで早朝に到着し、身体を解したい、さっぱりしたいというときにすぐに入りに行けることも特徴の一つです。例えば朝風呂を浴び、休憩所でゴロゴロしながら旅の計画を立て、函館朝市へ繰り出すという楽しみ方が考えられます。
お勧めの楽しみ方
気を付けて欲しいのは、谷地頭温泉が銭湯だということ。実は浴室内にはシャワーは設けられているものの、シャンプーや石鹼は備え付けられていません。そのため、入浴券とは別に、500円の手ぶらセット(小さい石鹸、シャンプー、コンディショナー、ハンドタオル付)を購入するのがお勧めです。とはいえ、入浴券も銭湯価格で490円、手ぶらセットと合わせても1000円を切ってくる良心価格(これでも最近460円から値上げされたんです)。銭湯なのに休憩所の畳スペースもかなり広く、銭湯としては相当に優秀な部類に入るのではないでしょうか。

最近谷地頭温泉は食堂が閉店してしまったりと少し寂しさがあったりもしますが、とはいえ広大な浴室に追加料金不要のサウナ。露天風呂に広い畳スペースとかなり充実した温泉になっています。是非皆さんも函館観光の一環に入ってみてはいかがでしょうか。


